中学生・受験生の皆様へ

総合ビジネス科

商業高校といえば就職?

商業高校に進学すると「就職しかできないのでは?」とお考えのみなさん、その考えは間違いです。文星では地域からの厚い信頼のもと、多くの求人を頂いているため、就職に強い事はいうまでもありません。
しかし、進学も出来ます。実際に大学や国公立大学、私立大学・短期大学、専門学校へ約5割の生徒が進学しています。それらの生徒は1年生の頃からずっと勉強だけをしてきたのではなく、部活動も一生懸命頑張り、資格も数多く取得し、商業高校で学んだ強みを持って進学しています。
特に商学・経済学・経営学を学ぶ学校へ進学する生徒は、普通高校出身の生徒より先に商業の知識を学んでいる訳ですから、より深く学習を行えるという利点があります。実際に、大学に進学し、普通高校出身者へ勉強を教えている、という話もよく耳にします。
また、全国の商業高校だけに与えられた推薦枠を利用して進学することも可能です。
日本大学、中央大学、明治大学、法政大学、大阪商業大学、同志社大学、立命館大学等の有名大学で推薦枠を設けて頂いています。
さらに、高校で取得した検定のグレードや数により授業料全額免除や半額免除、入学金免除と言った特待制度のある大学も増えています。高校卒業後に進学を考えている人も、商業高校を考えてみてください。
 
 

商業高校はどんな学習をするの?

商業高校では、ずっと商業科目だけを学習する訳ではありません。
商業科目の他、国語・社会・数学・理科・英語・体育・家庭・芸術も学習します。
入学するとどのような科目を学習するのかまとめてみました。
選択は各自の進路や希望に応じて選ぶことができる科目です。

【商業科目】
●1年生・・ビジネス基礎、簿記、情報処理、ビジネス実務
●2年生・・総合体験、ビジネス実務

《A》財務会計Ⅰ、原価計算

《B》ビジネス情報、電子商取引

《C》総合実践、ビジネス経済、ビジネス情報

《選択》エクセル演習、ワード演習、ビジネストレーニング、簿記演習、高大連携、ライセンス

●3年生・・課題研究、ビジネス情報、総合体験

《A》財務会計Ⅱ

《B》広告と販売促進

《C》総合実践、商品開発、

《選択》広告と販売促進、経済活動と法、電子商取引、プログラミング、ライセンス、グラフィックデザイン

【普通科目】

○1年生・・国語総合、現代社会、数学Ⅰ、体育、保健、コミュニケーション英語Ⅰ、書道
○2年生・・国語総合、地理A、数学Ⅰ、科学と人間生活、体育、保健、家庭基礎、コミュニケーション英語Ⅱ、
○3年生・・現代文A、世界史A、数学A、生物基礎、体育、コミュニケーション英語Ⅱ

簿記の授業紹介

簿記とは「帳簿記入」の事で、会社が経営した結果起こる、財産変動を記録することです。・・・といっても分かりにくいですよね?とっても簡単に言うと「会社版お小遣い帳」です。お金がいくら増えて(いくら減って)いくら残ったか。これをルールに則って帳簿に記入できるようになる!これが簿記の授業の目標です。
1年生の頃は、週に4時間「簿記」の授業があり、1月に行われる全商簿記検定で3級・2級合格を目指します。
2年生になると、週に4時間「財務会計Ⅰ」の授業があり、1月に行われる全商簿記検定1級会計の合格を目指します。
 
 

情報処理の授業紹介

高校卒業後、就職や進学してからもコンピュータは欠かせない存在となりました。そのコンピュータの基礎的な操作スキルを身につけるのが、この情報処理です。キーボードのキーの配置が分かっていなくても大丈夫!全員で1からタッチメソッド(手元を見ないで正確にキーボードの入力を行うこと)を身につけます。
早い生徒では10分間に1700字もの打ち込みをする生徒もいます。また、会社に入ると必ずと言って良いほど使用する、エクセルやワードの操作も、しっかりと2年間かけて学習していきます。機械が苦手と思っている人も、2年授業を受けているだけで当たり前にコンピュータが使えるようになります。
1年生の1月に全商情報処理検定ビジネス情報部門2級、2月にビジネス文書検定速度1級、そして、2年生の9月に全商情報処理検定ビジネス情報部門1級の合格を目指します。
 
 

ビジネス基礎の授業紹介

「全ての商業科目の基礎」と位置づけられているのがこのビジネス基礎です。商業で使われる難しい用語を、なるべく易しく解説しながら、社会人としての心構えや経済について学習していきます。
この授業を通して今まで関心の持てなかった、経済系のテレビニュース、新聞の経済記事に興味が持てるようになるとベリーグッドです。